私たちは「言葉がけ」を一つのセラピーと考え「言葉がけセラピー」として、その方法をみなさんにお伝えしております。
「こういった場面」では「こう声をかけなさい」というような決まった「言葉がけ」というものではありません。
「言葉をかける」というのは、
・相手が今、何を思っているのか?
・相手は今、何を必要としているのか?
それをまず見つめてあげることが先決です。
そうすることで、はじめて「あなたの言葉」が決まってくるのです。
でも、実際は相手自身もどうしていいかわからない・・そういう場合の方が多く最初のお手伝いは、まさに 相手の「思い」の整理のお手伝いに近い形になります。
相手の「思い」の整理をお手伝いするために、まず知っておきたい点があります。
不安や怒り、恐れでいっぱいだと、こうした状態であるという点です。(下図)
「認知」と「感情」と「行動」を分けるためのサポート・ツールとして「言葉がけ」を使います。「言葉がけ」の目指すものは、もちろん
そうなってもらうために「言葉がけ」を行うのですが、そのためには、そうなるためのメカニズムを知っておく必要があるのです。
元気も笑顔も明るくなるのも、すべて「相手自身」が行うこと。
私たちにできるのは、そのサポートだけです。
私たちは、「言葉がけ」を通して3つのサポートを行います。
「認知」と「感情」と「行動」を分けるための3つのポイント(上図)を説明すると
どうしても、認知(考え方)と感情が強く結びついてしまうと、他の考え方ができなくなります。行動は、目に見える形として現れるため、分けやすいのですが、どうしても考え方と感情は、強くひっついてしまいます。まずは、その3つを分けるためのサポートが必要です。
不安な感情を抱くとき、頭にどんな「考え」が浮かぶのかを考えることが重要です。そう考えることで、「感情」と「考え」を切り離していきます。
行動は、比較的、「感情」や「考え方」と切り離されています。そのため、「行動面」を取り上げることで、「感情」や「考え方」に少しずつ影響を与えていく方法も考えられます。
この3つのサポートを行うために 3つの「ことば」を使います。
その3つの「ことば」とは
この3つの「ことば」を「言葉がけセラピー」のセミナーを通して お伝えしていきます。
また個別相談や認知行動療法をベースとした「メンタルヘルス・コーチング」の中で一緒に考えていきます。
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